雨の日は図書館に行こう18 斎藤毅著 数学原論 2020年4月 東京大学出版会

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ついに数学原論に辿り着いた。
既に50年前には数ではない複素数を累乗すれば、その集合体がフラクタルな幾何学図形を描く事はマンデルブロによって発見されている。
単なるフラクタル1次元の自然数直線の中に無限に存在するフラクタルなガロア群円分体の存在を言葉巧みに数学の枠組みの中で捉えようとしているが、数学原論とは名ばかりで、帯にも書いてあるように整数論の枠を超えたフラクタルな振動数学への入門書のようなものだ。
数学原論と呼べるようにupdateするためには、300年前にロジャーコーツの弧度法π=180、オイラーの虚数単位i=√ー1によって誕生した複素数と、ガロア円分体=オイラーの公式=リーマンζ関数のフラクタルなつながりについて、解析学者は今一度原点に帰って考える必要がある事は言うまでもない。

関手 functor は著者の訳だろうか?
この言葉をフラクタル次元関手とでも訳せば、無限に実在するフラクタル自然数ガロア群と圏や環などとネーミングされた集合の関係も幾何学的フラクタル次元で完全に繋がる。